前回ご紹介出来る新製品がありませんと嘆いていましたが、光メディアコンバーターに続いて良い物が入ってきました。
カナダのスピーカーメーカー Paradigm の新製品です。

Paradigm 製品は入門クラスの ATOM が Fundamental 鈴木氏の目にとまり ATOM-FT として販売されていますし、最上位モデルの PERSONA シリーズも吉田苑のハイエンドおすすめスピーカーとして紹介しております。
ですが、日本に輸入が始まるタイミングで、上から2番目のシリーズがモデルチェンジ期に入ってしまい最も面白い価格帯のモデルが輸入されていませんでした。

その上から2番目のシリーズがようやく発売されます。発売日は5月末頃の予定ですが、先行機としてデモ機が届きましたのでご紹介です。
商品のお渡しは入荷後となりますが、ご予約は受け付けております。

見た目以上に重量のあるキャビネットです。フロントバッフルはキャビネットから独立したアルミ板のようです。
この方式はDYNAUDIO の上級機シリーズが採用していましたね。

立方体では無く凝った形状をしています。この重量ですから、内部の補強材もしっかり入っていそうです。

塗装はラッカーの厚塗りで、高級感があります。色は、黒と木目の2色展開のようですが、このモデルは木目です。
黒に近い木目というイメージで、木目は黒に沈んで昔の突き板のようにはっきりと木目を主張はしません。

音質は良いです。
この価格帯におすすめスピーカーがありませんでしたので嬉しい登場です。

試聴しての第一印象は昔のDYNAUDIOを思い出しました。
SP25以前の四角い箱の頃のDYNAUDIOで、当時はContour1.1 や 1.3 の時代でした。あのイメージを現代的に高性能ワイドレンジ化して明るく爽やかにした感じでしょうか。
当時のDYNAUDIOが持っていた、良い意味での暗く重たいイメージは全くありませんので暗重たい当時のDYNAUDIOの音をお求めの方にはおすすめできませんが・・・
それでもDYNAUDIOを思い起こさせるのは、高域から中域にかけての密度感と滑らかさでしょうか。

解像度や情報量はこの価格帯ではトップクラスだと思います。エネルギー再現性が高く音に力があり、空間表現力も高く見事にスピーカーが消えます。
レンジは上下ともナチュラルに伸びており、詰まった感じがありません。

最上位モデルほど色付けが強くなく、ナチュラルな音作りで入力に素直に反応します。2ウェイスピーカーは中抜けして中域が薄くなる事がありますが、良いユニットを搭載しているようで中域の密度感もしっかりとあり、中抜け感がありません。キャビネットの強度もしっかり取れており、耳障りな付帯音を感じません。

褒めることしか出来ない欠点が見当たらない優秀なスピーカーです。

あえて、弱点を上げるとすると高域のエネルギーが強い上に脚色せずストレートに音が出てくるため、録音によっては高域がキツく感じます。
録音を正確にモニター出来るという言い方も出来ますが、誤魔化しは効かないスピーカーだと思います。

個人的には大絶賛と言って良い近年まれに見る超優良スピーカーだと思います。

今週末までは店頭にございますのでご試聴可能ですが、月曜日にはメーカーへ返却しないといけないのでご試聴のチャンスは今週末だけとなります。
正式に発売されれば常設展示を行います。