今日は記事をもう一本上げております。未読の方は、下のもう一本の記事を先にお読みください。
その上で、こちらをご覧いただければと思います。

最近ここで取り上げることの多い「Roon」とは何だ?と疑問に思われている方が多いと思います。
ここで一度おさらいをしておこうと思います。
既にご存じの方には面白くないコーナーですので、読み飛ばしてください。

「Roon」とはPC上で動作させる総合音楽再生ソフトです。
PCはWindows、mac、どちらにも対応しておりますので、どちらでも動作させることが可能です。
そのため、PCもしくは専用サーバーが必須となります。
PCが苦手な方は専用サーバーがおすすめです。

再生ソフトとしてはPCの能力を多く要求するため、少し古いPCの場合音飛びしたり動作停止したりして、正常に動作しません。
可能であれば、ミドルクラス以上のPCを使用してください。

「Roon」で出来る事の一例です。

■音楽再生
■その音楽を再生している他の人が、良く聞いている音楽の紹介
■その音楽を演奏しているミュージシャンが、参加している別の音楽の紹介
■その音楽と同一音楽を演奏している別のアーティストの紹介
■その音楽に似た曲の紹介
■ヴォーカル曲の場合は歌詞の表示

他にも出来る事はたくさんありますが特に重要なのは、音楽の紹介機能だと思います。
お好みの曲から様々な関連音楽を辿っていくことが可能で、簡単お手軽に未知の音楽とそれも好みの音楽と出会うことが可能です。

amazon でお買い物をされたことがある方は amazon に行くとこの商品を購入した方はこれも購入しています。と、関連商品を紹介されると思います。
それと同じイメージで、この音楽を聞いている人はこんな曲を聞いているよ!と紹介してくれます。

その音楽データベースは日々更新され続け、8000万曲以上の膨大な音楽データへ気軽にアクセス可能となります。

通常、ここまで膨大なデータ量となると、そこから必要な音楽を探し出すだけで大変な作業となりますが、それは全て「Roon」が行ってくれますので、我々はただボタンを押すだけで新しい音楽と出会うことが可能です。

この、夢のような音楽検索紹介システムだけでも素晴らしいですが、さらに音質まで良いという隙の無いシステムが「Roon」システムとなります。

この「Roon」を使用可能とするために必要な機材は以下となります。アンプとスピーカーは全てにおいて別途必要ですのでそれ以前のシステムとなります。

■入門用の最低条件システム

「Roon」を動作させるPC、USB/DAC

この組合せで「Roon」を楽しむ事が可能です。ですが、「Roon」本来の高音質再生はこのシステムでは出来ません。

ここから一歩進んだ高音質再生システム

「Roon」を動作させるPC
「Roon Ready」対応ネットワークプレーヤー

新しい単語が2つ出てきましたので解説です。

■ネットワークプレーヤー
ご家庭のインターネットへ接続して、インターネット(ネットワーク)上の音楽を再生するためのプレーヤーです。
CDプレーヤーのCDがインターネットになったとイメージしてください。
CDプレーヤーのディスクに8000万曲入っているとお考えいただくのが分かりやすいかも知れません。その膨大な楽曲からお好みの曲が選曲可能となります。

■「Roon Ready」対応
「Roon」という再生ソフトを高音質再生するために開発された、専用通信規格となります。PCとネットワークプレーヤー間の通信に使われます。
つまり音楽データの伝送に使用する重要な部分となります。

既存のシステムは一般的な通信規格であるDLNAという汎用通信規格を用いて、PCとネットワークプレーヤー間のデータやり取りを行います。
音楽再生のための通信規格では無い汎用規格のため、無駄なノイズがデータを汚染して音質劣化を伴います。
(正確な説明ではありませんが、わかりやすさを優先していますのでご容赦ください。)

このDLNAをベースとして、機能性を音楽再生に適したように改造したのが OpenHome という通信規格で使いやすくなりましたが、音質向上はありません。
(こちらも同様にわかりやすさを優先しております)

これら DLNA/OpenHome に対して、Roon Ready は通信規格その物を音楽専用に開発しています。
そのため Roon Ready に対応した専用機器が無いと Roon Ready 接続出来ませんが、その音質上の優位性は圧倒的で、ピュアオーディオで使用する上でこの規格に勝る物は無いと思います。
同様にDirettaという音楽専用通信規格が開発されましたが、こちらは普及する事無く終わりそうな気配ですので、現時点で、音楽再生用高音質通信規格としては Roon Ready のみが普及している状況で、現在加速的に
その対応機材が増えているところです。

つまり、「Roon」という再生ソフトで高音質再生を行うためには「Roon Ready」対応機器が必須とお考えください。

そして、その「Roon Ready」対応機器が下でご紹介したモデル達となります。

データ再生を高音質で行いたい。
設定で苦労したくない。
再生中に、音飛びしたり停止すること無く、安心して音楽に浸りたい。

これら全てに対応した、システムが「Roon」システムとなります。

入門クラスからハイエンドまで幅広く揃ってきましたので、ご予算に応じて様々なご提案が可能です。
データ再生を高音質で行いたいとお考えの方、やってみたいけど設定等の自信が無い方等、可能な限りサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。