やっと、本当にやっと入荷しました。

発注は一昨年の11月ですから、1年4ヶ月待ちでの入荷です。世界的な半導体不足の影響は深刻で、同時に発注した DST-Lepus はまだまだ掛かりそうです・・・

ちなみに一昨年5月に発注した私の自転車はまだ届きません・・・
どちらが早く届くか密かに楽しみにしていたのですが、半導体なんか全く使わない自転車よりDSC-Grus の方が早いのは予想外でした。
こうなると DST-Lepus とどちらが早いかの勝負です。

誤解いただかないように正確にお伝えすると展示機が遅れただけで、お客様よりご注文いただいた分に関してはもっと早くお届け可能です。
ご注文いただいた分を優先して、店頭展示機を後回しにしたためここまで遅れたのです。
DSC-Grus はご注文いただいた注残分がようやく解消されましたので、これからは比較的早く(1ヶ月~3ヶ月)お届け出来ると思います。

DST-Lepus はまだまだご注文分が残っておりますので、展示導入は先の話となりそうです。

箱を開けて最初に目に飛び込んで来たのは取扱説明書です!

ついに(やっと)SFORZATO製品に取扱説明書が付属しました。SFORZATO製品を取り扱い始めて10年以上経ちますが、今までは取扱説明書が無かったのである意味驚きました。
一歩ずつ確実に進化しているSFORZATOさんです。

DSC-Grus はUSB/DACですが、オプションで同軸デジタル入力が1系統搭載可能です。
将来的にMQAにも対応可能となりますが、そのためには同軸デジタル入力のオプションが必須ですので、実質、同軸デジタル入力 1系統 USB入力 2系統 そしてSFORZATO さん最大の売りである ZERO LINK接続1系統
のDACとなります。

本来は ZERO LINK 接続可能なネットワークトランスポートである DST-Lepus と組み合わせて使用するべきですが、まだ届きませんので、普通のUSB接続でUSB/DACとして試聴しました。

個性の薄い素直な音作りで、正確に音を出してきます。
以前のSFORZATOさんと比較すると、少し骨太になったイメージで押し出しの強さを感じます。

30万円のDACとして必要な、情報量、解像度、をきっちりとクリアしており、正統派DACとして信頼出来る完成度です。
スピードも速く、奥行き方向の空間もきっちり再現します。左右方向はやや狭く、その分厚みが出ます。

本領発揮は ZERO LINK 接続してからだと思いますが、普通のUSB接続でも十分におすすめできる汎用性の高いDACに仕上がっております。

30万円クラスの販売可能なおすすめDACが無く、途方に暮れていたところでしたので、ひとまず、安心しました。

常設展示ですので、店頭にてご試聴可能です。
気軽にご来店ください。

MQAには現時点で未対応です。
現在承認手続き中で、対応しましたらメーカーに本体を送りアップデート作業が必要です。