ポータブルオーディオ機器メーカーである FiiO から発売された、卓上用オーディオデバイスのご紹介です。
あまりに多機能ですので、ネットワークプレーヤーとも違い オーディオデバイスというジャンルになるのでしょうか。
Android OS 搭載 ヘッドホンアンプ にネットワーク機能を持たせ、電源部を強化した感じです。
横幅 110mm 高さ 160mm 奥行き 134mm とコンパクトですので、卓上使用にもぴったりです。
主な機能は以下となります。
●DAC内蔵ヘッドホンアンプ/プリアンプ
●Bluetooth
●USB-DAC
●光/同軸 DAC
●Roon Ready
Android OS ですので、Google Play ストア経由で AmazonMusic 等の音楽サブスクアプリをインストールして、その音源を再生する事も可能です。
RCAライン出力2系統にバランス出力もあります。これでもかというほどの多機能機で、接続出来ないデジタルオーディオ機器は無いのではないでしょうか。
試聴は、有線LANによる Roon Ready 接続で行いました。
最初に音を出したときは、解像度の低いぼけた音で10万円のネットワークプレーヤーと考えた場合、価格に見合うクオリティは出せていませんでした。
エージングが済んでいないのかと思い、そのまま数分鳴らしていたのですが、突然音が良くなりました。何事かと、確認するとモニターがオートオフで消えていました。
この状態であれば、十分に価格に見合う音が出ています。
PCオーディオでもそうですが、モニターの電源を落とすと音が良くなります。この機材も同様で、モニターを消すと解像度とS/N比が大幅に向上し、据え置き型 ネットワークプレーヤーとして価格に恥じない実力を発揮します。
右上の電源スイッチを押すと、モニターのオン/オフが可能ですので電源投入後 Roon Ready 起動後に右上スイッチを押してモニターを消すと良いと思います。
基本的にはデスクトップオーディオ用だと思いますが、据え置き型ネットワークプレーヤーとしても十分に使用可能です。
この多機能さに魅力を感じた場合、他に変わる物がありませんのでオンリーワンのモデルだと思います。