2021.7.3 展示機導入しました。店頭にてご試聴可能です。

カナダのスピーカーメーカー Paradigmの新シリーズ、Founderシリーズ第二弾トールボーイ・スピーカー Founder80Hの展示を導入しました。
 同社のトールボーイは、100F、80Fの導入予定ですが、先行して80Fが届きました。
ブックシェルフの40Bが、かなりのパフォーマンスを持っていましたので、このモデルもかなり期待していたのですが、
試聴して一発で展示導入となりました。
 
80Fは、比較的コンパクトなトールボーイで、日本家屋でも扱いやすいサイズになっています。

足を含めた接地面を実測してみると、ざっくりですが幅が約30cm 、奥行40cm 、高さで1mです。重量も23.6kgとちょっとしたアンプと同じくらいの重量なので扱いやすいスピーカーです。

キャビネットは、カスケードフュージョンブレースと言われるもので、キャビネット内部の定在波を打ち消す構造になっています。塗装は40B同様ラッカーの厚塗りで、このモデルも高級感があります。

他社海外品と比較しても、この仕上げでペア50万であればかなりCPは良いと言えます。色はピアノブラックとミッドナイトチェリー、いずれも光沢の2色がレギュラーとなっています。
 
 ユニット構成ですが、中高域は40Bと同じ構成に、超ロングストロークのカーボン・コーンのウーファーを2発足した構成 になっています。中域と低域のドライバーはADVANCED Shock-Mount アイソレーション・マウントシステムによってアルミのフロントバッフルから機械的に切り離されています。

ツィーターユニット、高域のドライバーは、扁球ウェーブガイドと呼ばれるお椀の真ん中に取り付けられ、アルミのフロントバッフル側に固定されています。ここでも中低域のドライバーから機械的に影響を受けない様に分離されています。
このドライバーは、かなり強力なのが見て取れます。
中域のドライバーと見間違えるくらい大きなマグネットが装着されているのが特徴です。

中域、低域のドライバーは、いずれも超ロングストロークボイスコイルを持っています。
かなりパワーを入れても破綻しない作りです。

さて肝心の音質ですが、このモデルも40B同様、音はかなり良いです。80Fもそれ以上に良いのですが、40Bで店長の竹田がかなりべた褒めしていましたので、イメージ的な部分は、ほとんど40Bで書かれてしまっています。

補足的に書きますと、 40B同様、高域は非常に滑らかで艶もあります。ボーカル物も良いですし、アコーステック系もしっかり。
今回マーカス・ミラー等を試聴しましたが、低域もタイトでクリアーですが量もあります。

低域の再現性は、低域ユニット2発とキャビネットの作りの良さがしっかり出ています。音像も定位もしっかりしています。
メーカーの技術説明とおりの音がします。

40Bで生かすスタンドを使うとなるとそれなりのスタンド、金額になります。部屋が少し広く、ご予算に少し余裕が持てる方は80Fをお勧めします。それにしても40B、80Fとこれだけ出来の良い内容だとペア70万の100Fも超期待です。

その他、細かな技術説明、スペックは、メーカーホームページを御覧ください。

https://pdn.co.jp/paradigm/founder.html

Founder 80F スペック
・高域 OSW&PPA付き 25mm AL-MACドーム・ツィーター
・中域 PPA付き 152mm ARTエッジ-MAGコーン・ミッド・バス・ドライバー
・低域 ARTエッジ 超ロングストローク152mmCARBON X ユニボディ・コーン型x2

Advanced 5hock-Mount アイソレーション・マウント・システム

・周波数特性:50Hz~23KHz±2dB
・感度:93dB/1W/1m
・インピーダンス:8Ω
・サイズ:226mm(W)x908mm(H)x327mm(D)
・重量:23.6kg