PCオーディオの音質改善を目指して日々研究しておりますが、コストダウンしつつさらに音質改善まで出来る技のご紹介です。

PC本体のCPUは低スペックほど高音質であることは以前からお伝えしておりますが、この法則は全てのパーツに言えるのかもしれません。
今回はメモリとSSD(HDD)のお話です。
まずはメモリですが、ほとんどのPCには最初から2本挿さっております。
これは、2枚挿すことによってデータ処理を高速化出来るからなのですが、オーディオ用途にはそこまでのスピードは必要ありません。
ですので、メモリ1枚挿しと2枚挿しで比較試聴してみました。
店頭のエスプレッシーボサウンドPC改良版は4Gメモリ2枚挿しがデフォルト設定ですので、まずはデフォルトで試聴してから1枚外してみました。
雑味が取れすっきりとした見通しの良い音へ変化します。


メモリ1枚だけになった内部です。

これで、メモリ1枚分コストダウンしつつ、音質は向上しました。
さらに、OS用のSSDを256GBから64GBへ変更してみました。
これも効きます。
楽曲データは増設SSDや外部ストレージに保存する事が前提となりますが、音質優先の場合OS用のSSDは容量が小さいほど良いようです。

オーディオ専用PCの場合、必要以上のスペックを持たせると悪い方へ行くようですので、可能な限り低スペックを目指すことが結果として良い音に繋がるように感じます。
DSDへのリアルタイム変換等の重い作業は出来なくなりますが、単純に高音質を目指す場合の一つの方向性として有りなのではないでしょうか。