2016/12/10 改良版発売になりました。

今まで販売していたモデルでも十分に高音質ではありますが、オーディオ的に追求する余地が残されておりましたので、グレードアップモデルを開発いたしました。
筐体底部のベースプレートを2mm厚から5mm厚へと強化しました。
電源部フィルターの強化を行いました。
これらの改良によりS/N比が向上し、エネルギー密度も上がっております。

旧モデルからのバァージョンアップも可能です。

バージョンアップ費用は以下になります。

ESPRESSIVO SOUND PC バージョンアップ費用 65,000円(税込)

光学ドライブ無しのモデルも製造可能です。
オプションにて承りますので、お問い合わせください。

高音質ファンレス・オーディオPC グレードアップモデル メーカー希望小売価格 オープン 販売価格 288,000円(税込)

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高音質ファンレス・オーディオPC メーカー希望小売価格 オープン 販売価格 238,800円(税込)

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バッファロー DELA
高音質 オーディオ用NAS N1AH20シルバー  メーカー希望小売価格 オープン  販売価格 172,800円(税込)

バッファロー DELA
高音質 オーディオ用NAS N1AH40ブラック   メーカー希望小売価格 オープン  販売価格 216,000円(税込)

バッファロー DELA
高音質 オーディオ用NAS N1ZS10  メーカー希望小売価格 オープン  販売価格 734,400円(税込)

パソコン機器メーカーのバッファローはオーディオ用NAS LS421を発売するなど1年ほど前からオーディオ指向の商品を販売しておりました。
オーディオ用といってもLA421の外装はPCグレードで、オーディオ的に特別な仕様はありません。
それでも、LS421は通常のNASと比較すると音質も1ランク上で吉田苑のメインNASとして現在でも使用しております。
常々、これを頑丈な筐体に入れて電源を強化すると良くなるだろうな・・・と妄想していたのですが、その妄想をバッファローさんが形にしてくれました。
しかも、そのための新ブランド「DELA」を立ち上げてまでの本気っぷりがうれしいです。

さっそくデモ機を視聴してみました。
LS421と違い、筐体の作りも完全にオーディオ機器です。
電源にも拘り、きっちりとした筐体と電源を手に入れたNASがどの程度のクオリティを出せるのかワクワクしながら試聴しました。
私は、高価なモデルはその価格に見合うだけの音質を持っているべきと考えておりますので(当たり前だと思われるでしょうが、そうでは無いモデルもたくさんあると感じています)
15万円もするNASはよほどの事が無い限りお勧めすることはございませんが、それでもこのNASはお勧めさせていただきます。

PCオーディオで高音質再生を本気で追求する場合、PC本体、OS、再生ソフト、の3つは音質に対して大きな影響力を持っておりましたが、NASに関してはそこまで大きな影響力を持つモデルが存在しませんでした。
そして今になって分かりましたが、この部分がPCオーディオの高音質化を阻んでいた要因でもあったようです。

LS421とN1Aに同じ音源を入れて比較試聴してみました。
LS421も通常のNASと比較するとかなり良い音質を持っておりましたが、これと比較しても音の鮮度がかなり上がり、密度が上昇します。
音の鮮度と密度が上がると、リアリティーが向上しますのでより生に近いイメージの再生が可能になります。
この密度感はアナログレコード再生にイメージが近いので、CDの音を苦手と感じている方には
ぜひ聴いていただきたいです。

こうなると、上位モデルN1Zにも興味が沸きますが698,000円(税込)という価格はどうなんでしょうか?
コストパフォーマンスで考えると当然N1Aですが、この価格に見合うだけのパフォーマンスを持っているのならば凄いことになりそうです。
こちらも視聴機が到着次第聞いてみます。

2014/5/24  更新

上位モデルのN1Z試聴機が届きましたので、早速聞いてみました。
参りました・・・究極を目指す方はこちらをお勧めします。
N1Zと比較すると、N1Aですら音がにじんでいる事が分かります。S/N比がさらに向上し
個々の楽器の定位がさらに正確になります。
ぱっと聞くとN1Aの方が派手な音(あくまでもN1Zとの相対的な比較上です)に聞こえて、良い音のように感じますが
じっくりと聞き込むと、その派手さは音の荒さや付帯音であることが分かります。
現時点でのオーディオ用NASとして最高峰であるのは間違い無いと思います。

コストパフォーマンス重視でしたら N1A を、究極のPCオーディオシステムを目指す場合は N1Z を
お勧めいたします。


上が ESPRESSIVO SOUND PC
下が DELA N1A です。

さて、あらためて当店のホームページを眺めてみましたが当店のメインPCであるESPRESSIVO SOUND PC の紹介ページが無いですね・・・
取り扱いを始めた頃に紹介ページを作ったような気もするのですが、どこにも見当たらないです??
自分達で作ったホームページなのですが、18年以上掛けて更新し続けているため作った本人すら存在を忘れていたり、行方不明になっているページが多数あります。

このように扱いが可哀想なPCなのですが、隠れたヒット商品で高価にもかかわらず地味に売れ続けています。
注文してくださった皆様はどこを見て注文してくださったのでしょうか??

今更ですが、ESPRESSIVO SOUND PC の紹介もかねて現時点での吉田苑 PCオーディオシステムのご紹介です。

PC本体は ESPRESSIVO SOUND PC を使用しております。
オーディオ機器として設計されているため、頑丈な筐体とノイズ対策、静音性を追求したモデルとなっており、通常のノートPCやデスクトップ型と比較するとS/N比(物理的にも音響的にも)や解像度、情報量に違いがあります。
詳しくは以下リンク先をご覧ください。

http://www.pcaudio.sakura.ne.jp/audiopc.pdf

■OS
まずは Mac か Windows かですが、純粋に音質だけで比較すると Mac がやや有利です。
ですが、Windowsマシンは4万で購入できますが、Macは9万円しますので、価格差を考えれば妥当なラインかと思います。
PC本体まで含めて考えると、Macは完成品しか選択肢がありませんがWindowsマシンはESPRESSIVO SOUND PC 等に代表されるように、オーディオグレードのモデルがありますのでOSによる音質差をハードで逆転することが可能です。

そのため、吉田苑では ESPRESSIVO SOUND PC + Windows7 を使用しております。
Windows のヴァージョンですが、残念ながらXPは音質が悪すぎて使えません。

PCオーディオ初期の頃が丁度このXPの時代だったのですが、当時のMacとXPを比較すると歴然とした音質差があったため、今でも良く言われる音質が良いのはMacというイメージを作ったのはXPの罪が大きいです。
現在でも単純にOSだけの比較をするとMacが良いとは思いますが、Windows7以降ではその差はかなり小さくハードで逆転可能になっています。

Windows Vista でも悪くは無いですが、そこまで良くもありませんのでピュアオーディオで使用するOSとなるとWindows7がお勧めです。
Windows8も音質は7と同等ですのでDACが対応出来ているならば8でも問題ありません。
ですが、オーディオメーカーは小さなメーカーが多く、未だに8は非対応だっったり動作が不安定なモデルが多数あります。
そのため、可能ならばWindows7をお勧めしております。

■再生ソフト
JRiver19を使用しております。
ほんの数ヶ月前までは、有料ソフトとFoobar2000に代表されるフリーソフトの音質差は比較的小さくお金を出してまで有料の再生ソフトを購入するメリットはあまり感じませんでした。
ですが、3ヶ月ほど前に発表された JRiver19 はFoobar2000を大きく引き離す高音質再生が可能になりました。
ここまで差が大きくなると逆にこのソフトの代金  $49.98 が安く感じます。
約5,000円でこの音質が手に入るならば購入するべきだと思います。
30日間の試用が可能ですのでぜひ試してみてください。

このようにソフトウェアーのアップデートで飛躍的な音質アップが可能な点がPCオーディオの魅力ですね。
JRiveの場合、一度購入すればアップデート費用は無料ですので常に最新のソフトを使用可能です。
CDプレーヤーのようなハードは一度購入すると、本体を買い換えない限り音質は変わりませんのでこの違いは大きいですね。

■NAS
上でも書きましたように現在は バッファローのLS421を使用しておりますが早急に DELA N1A へ入れ替えたいです。
受注生産のため2ヶ月先なのが歯痒いですね。

ESPRESSIVO SOUND PC
Windows7
JRiver19
バッファロー LS421

このシステムにDACの SOULNOTE sd2.0 や PsAudio PWDmkII を合わせたシステムが現時点での吉田苑PCシステムになっております。
このシステムから出て来る音は、ピュアオーディオとして十分に通用すると思います。
こうなってくると、CDと比較してどうなんだ?となると思いますがCDにはCDの良さがありますので、アナログレコードとCDが共存しているようにどっちが良いでは無く、両方楽しんでいただきたいです。