PCオーディオの入門クラスとハイエンドクラスのおすすめシステムは決まりましたが、ミドルクラスが難しく
かなりの試行錯誤を繰り返しました。
おそらく、最も需要の高いクラスですので納得出来る組合せを探してかなり苦労しましたが、ようやく、最もコストパフォーマンスに優れた方法を見つけました。

ハイエンドシステムで最もお金がかかる部分はハブとPC本体ですので、まずはここを削ってしまいます。
PCは通常のノートPCを使い、ハブも普及品で済ませます。
この状態で、最も効率的に音質向上を狙える機材はクロックリジェネレーターのSOtM tx-USBultra だと思います。
この機材は、デジタルオーディオの最も重要な部分であるノイズ対策と、クロック対策を1台で済ませることが出来ます。
しかも、そのどちらにも大変高い効果を持ちます。
複数の事が出来るけど器用貧乏でどちらも中途半端という機材も散見する中で tX-USBultra は2つの機能のその両方にトップクラスの改善効果をもたらします。

USB/DAC がまた悩ましいです。
ミドルクラスとはどの程度まで許容されるのでしょうか。
最もおすすめしたいのは Nmode X-DP10 定価 356,400円(税込) ですが、少し高価ですね。
これは中の上おすすめシステムにてみます。

ミドルクラス(中の上)システムになります。

●PC 1台
クロックリジェネレーター SOtM tx-USBultra 12V / 10M入力付き 194,400円(税込)
DAC Nmode X-DP10 356,400円(税込)

合計 550,800円(税込)

少し贅沢なシステムですが、50万円で組めるPCオーディオシステムとしてはかなりの高音質セットだと思います。
次はDACをグレードダウンしてみましょう。
候補は2モデルございます。

SOtM USBリジェネレーター SotM tX-USBultraの購入はこちら(吉田苑公式ショッピングサイト)

Nmode 1bitヘッドフォンアンプ搭載 D/Aコンバーター X-DP10の購入はこちら(吉田苑公式ショッピングサイト)

●PsAudio Gain Cell DAC 183,600円(税込)
●tX-USBultra とのセット合計 378,000円(税込)

やや甘めの表現となりますが、十分なクオリティーを持つ再生が可能です。

PS AUDIO D/Aコンバーター Gain Cell DACの購入はこちら(吉田苑公式ショッピングサイト)

●OPPO Sonica DAC 105,800円(税込)

●tX-USBultra とのセット合計 300,200円(税込)

優等生的な良い意味での中庸システムになります。
細かなところで不満も出てきますが、コストパフォーマンスは高いと思います。

DACに関してはお好みで選択して問題無いと思います。
このミドルクラスシステムの肝は SOtM tx-USBultra です。
これを導入すれば、後はそこまで凝ったことをしなくても手軽に高音質再生が狙えます。

ハイエンドクラスの肝がハブの M12 Switch GLOD であるのと同じで、ポイントを1カ所押さえると、あとはそれなりでも何とかしてしまうだけの力を持った機材だと思います。

限られた予算で最も効率よく音質を追求する場合は SOtM tx-USBultra を中心にシステム構築されることをおすすめします。