前回カリカリチューンPC(もっとかっこいい呼び方があると思うのですが・・・)の話をしたところ
「どこまですれば良いのですか。」
とのお問い合わせをいただきました。
確かに、最近は設定に関して触れていなかったので、現時点で私が効果を確認したPC高音質化をご紹介します。
箇条書きで必要と感じる部分には注釈を入れますが「読んでも全く意味が分からない。」部分に関しては、無視してください。
理解出来ずに行うと、PC(OS)を破壊してしまう可能性がございます。
もっとも、私自身OSを何度も壊してしまい、その度にOSの再インストールをする羽目になりました。
この破壊、再生の過程でスキルを磨いたというのも事実ですから
「OSを壊しても再インストールするぞ!」
という猛者の方はどんどんチャレンジしてください。
OSはWindowss10を使用する。
再生ソフトは「JPLAY」を使用する。「JPLAY」が困難な場合は「Jriver」がおすすめです。
CPUは低スペックほど高音質である。スペックを下げすぎると音飛びするのでバランスが大切です。
CPU、SSD、HDDは可能な限り冷やす。理想は室温動作です。究極を目指すと水冷になります。
可能な限りCPUに仕事をさせない。再生中のCPU使用率1%以内を目指してください。
使用しないUSBポートはBIOS画面から全て動作停止する。
さらに、開きポートは全てUSBターミネータで塞ぐ。動作停止させても5V電源は供給される場合が多く、ターミネーターは必要です。
PC内部に無線関連装置を持たせない。かつ、無線装置は可能な限り遠ざける。
音楽データが通過するラインは有線接続する。
PC用の100V電源はアンプ類と違う系統から取る。nichikon ESS-P1S1 のように、家庭用100V電源から完全に遮断できる機材の使用推奨です。
OSを格納する場所(SSD等)と音源データを格納する場所は物理的に隔離する。パーティション分割では無くSSD(HDD)を2台使用する。
OS用SSD(HDD)は小容量ほど良い。
音源格納用SSD(HDD)は小容量ほど高音質。現実問題として1TB~2TBが容量と音質のバランスが良いと感じています。
定期的に「CPU burn-in」を使用して、全てのコアのエージングが進んだ状態を維持する。
USB/LAN 接続共にオーディオグレード専用カードを増設し、マザーボード出力は使用しない。
ハブは最優先投資対象です。オーディオ専用品をお使いください。
USBケーブルの質と長さは重要です。良いケーブルを可能な限り短くお使いください。2m以上のUSBケーブルはオーディオでは使えないとお考えください。
メモリは低容量ほど良い。4GBの1枚挿し推奨です。
「All core any cures」 を常駐させる。
PCからDAC側へノイズを伝わらせない対策。SOtM tx-USBultra12V/10M 等のアイソレーターがおすすめです。
まだまだあると思うのですが、多すぎて咄嗟に思い出せません。
思い出したら書き足していきます。
この中から、ご自分に可能な範囲で取り組んでみてください。
特にCPU使用率を下げる項目は大変リスクが高く、変なところを弄るとすぐにOSが不安定になります。
とりあえず3%まで下げればかなりの効果が出ると思いますので、まずは3%を切る事を目指してみてください。