毎年恒例になりつつある登山コーナーです。
今年の目的地は北アルプスの双六岳です。
ですが、今回一番の目的は山ではなく池なのです。

今回の最大の目的である鏡池です。
この池に映る逆さ槍を一目見ることが目的の登山でした。
天候に大きく左右され、そう簡単に見ることが出来ない景色ですので何度もチャレンジしないとこのコンディションで見ることは難しいです。

左から槍ヶ岳へと続く西鎌尾根、槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、大キレット、北穂高岳、涸沢岳、まで見えています。

実は2年前にも一度チャレンジしたのですが、その時は雨で何も見えずに池に一瞥くれただけで横を素通りしました。
今回はそのリベンジでしたが、期待以上の晴天に恵まれ感動的な景色を堪能出来ました。


風が吹くとさざ波が起こり、像がゆがむため忍耐強くチャンスを待ちます。
これは、1時間ほど粘って撮った写真です。


これは、翌日の早朝です。
朝からほぼ無風で見事にフラットな湖面が現れました。


少し視点を変えると穂高岳も見えます。
左から、大キレット、北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルム、と続いています。


槍ヶ岳の反対側から日が昇るため、見事なシルエットが浮かび上がります。


いつまでも池に張り付いている訳にも行かないので、出発です。
出発後少し高度を上げて振り返ると、鏡池が見下ろせます。


稜線に出ると見事な花畑が迎えてくれます。
これだけの猛暑ですが、まだ雪渓が残っています。


双六岳登頂後、時間に余裕があったためさらに脚を伸ばして三俣蓮華岳を目指します。
左のピークが三俣蓮華岳、ほぼ正面が水晶岳、その右が鷲羽岳になります。


三俣蓮華岳山頂より眺める、水晶岳と鷲羽岳です。


途中の岩場で見かけたオコジョ
体長20cmほどのかわいらしい動物です。


そして今回のハイライト。
北アルプスチャレンジ8回目にしてやっと会えた雷鳥です。
もう会いたくて会いたくて仕方無かったので、大はしゃぎでした。

天候に恵まれ、槍ヶ岳を眺めながらの稜線歩きが楽しめました。
逆さ槍に始まり、オコジョと雷鳥にも出会うことが出来た期待以上の完璧な登山が楽しめて幸せでした。