Nmode さんの最上位モデル X-PM100 のバージョンアップ受付が始まりました。

バージョンアップ費用はノーマルと10thで違います。

X-PM100 からですと 150,000円(税別)
X-PM100 10th からですと 120,000円(税別)

当店オリジナルモデル X-PM100 SE からのバージョンアップも可能です。
料金はお問い合わせください。

Nmode さんのアンプはハーフサイズモデルのX-PM3で大きな技術的進化が有り、それ以前と、以後でS/N比に大きな違いがあります。X-PM3以後のモデルである、X-PM7mk2 や X-PM3FT は普通のアナログアンプと同等のS/N比を獲得しております。

対して、最上位モデルであるX-PM100の後継機はなかなか発表されず、X-PM100オーナー様は取り残された感じがして寂しかったと思います。

私も、X-PM7mk2の出来が良かっただけに、その技術が注入された X-PM100mk2 の発売を心待ちしていたのですが、ようやく発表されました。

それも X-PM100 の後継機では無く、既存オーナー様向けの バージョンアップ という形でです。新製品で X-PM100mk2 は発売されずに、既存モデルのバージョンアップのみでの発売という少し、特殊な形での発売となります。

既存製品からのバージョンアップのため、フロントパネル等、筐体はそのままです。

外観での違いは、S/N比が大きく向上するため、今までのようなスピーカーターミナルのHとL方式では無く、通常の1セットのみのスピーカーターミナルとなります。

そして、外部クロック入力端子が増設されました。

Nmode さんの1bitアンプは外部クロック接続により大きくそのクオリティを引き上げることが可能ですので、クロック接続可能になる点は将来の伸びしろが増えて素直にありがたいです。

X-PM100 内部にはプリアンプ基板とパワーアンプ基板2枚のメイン基板が3枚入っていますが、今回はそのうちプリアンプ基板を丸ごと新品と入れ換えます。
パワーアンプ基板2枚は、回路変更と基幹部品(コンデンサー等)の入替を行います。

地味に嬉しいのが、新型スパイクの付属です。
今までは、右側のステンレス製(銀色)のスパイクが付属していましたが、今回のバージョンアップでは真鍮製の左側の大型スパイクが付属します。

素材の響きから考えると、ステンレスより真鍮の方が好ましい結果が出る場合が多く、今回も同様で、単純にスパイクを交換するだけで音質はかなり変化しました。

ノーマル X-PM100 と X-PM100mk2 の違いですが、真っ先に感じるのはS/N比の大幅な向上です。
ツィーターからの「シャー」音がほぼ無くなり、空間の深みが大きく向上します。

他にも、全域での解像度アップ、もとから広かったレンジがさらに広がり超ワイドレンジにもなっています。
パワーも上がっており、レンジ拡大の恩恵も有り低域方向のリニアリティは相当低いところまで延びています。
エネルギー再現性とリアリティも向上しており、ボディを伴った音像が広い空間にきれいに並ぶ表現力は、最上位モデルならではの説得力があります。

今までの良さはそのままに、全ての点でワンランク以上のクオリティアップが果たせるコストパフォーマンス抜群のバージョンアップとなっております。

全てのX-PM100オーナー様にお勧めです。