今年最後の日誌は超大物です。
ここでご紹介した機材の中では最高額ではないでしょうか。

オランダ Taiko Audio さんの ハイエンドサーバー です。
Windowsのカスタム品を搭載しており Roon 及び Jplay 専用設計となっております。実際にデモ機をお借りするまで Jplay 対応とは知りませんでしたので、驚きつつも納得でした。
ここまで、拘り抜いたサーバーを設計する方ですから Jplay を外すことは出来なかったようです。

写真を撮る時間が取れないため画像はメーカーさんからいただきました。
横幅 483mm 奥行き 455mm 高さ 180mm とフルサイズ規格で、重量も45Kgと重たいです。

重たいはずで、中身はぎっしり詰まっています。

試聴は Roon Ready接続 と USB接続を試しました。

使用機材は
ネットワークトランスポート SOtM sMS-200ultraNEO SE
DAC Nmode X-DP7
を使用しました。

これだけの重量級ハイエンドサーバーですので、凄い音がするだろうと身構えての試聴でしたが良い意味で裏切られました。
凄味も何も無い、普通の音が軽々と出てきます。音作りとは無縁の正統派で、ただただ正確に音が出てきます。

あまりに軽く音が出てくるので拍子抜けしましたが、聞き込むにつれその普通の凄さが理解出来てきました。特筆すべきは静かさ(S/N比)です。
Silent Angel Z1 でもデータ再生のS/N比はここまで進化したかと感心しましたが 、これはさらにその先を聴かせてくれます。
先日試聴したパワーアンプ Fundamental MA10V も圧倒的な高S/N比の世界を再現しましたから、ぜひとも組み合わせたいという欲求が湧き上がりました。

さらに聞き込むと、高域の滑らかさや、低域方向の沈み込み等に不満を感じてきました。もっと出せるよ!と Taiko Audio から聞こる気がしてきました。
Taiko Audio のクオリティに sMS-200ultraNEO や X-DP7 が追いついていません。もっと良質な機材を要求してきます。

夢のシステムとして予算を考えずに組むと以下となります。

●Roon サーバー
Taiko Audio SGM Extreme

●ネットワークDAC
Mola Mola Tambaqui DAC

●プリアンプ
Fundamental LA10Ver2

●パワーアンプ
Fundamental MA10V 2台

●ハブ
日本テレガードナー M12 Switch IE GOLD

ハブはEdiscreation と悩みましたが、ハイエンド的な雰囲気まで含めて M12 Switch IE GOLDを選択しました。

このような夢システムを脳内で組んだのは本当に久しぶりです。思わず脳内システムを構築してしまうだけの魅力を持つ機材でした。

これにお好みのスピーカーを組み合わせれば、現時点でのゴールではないでしょうか。