昨年末に、ハイエンドモデルのPERSONAシリーズで日本デビューした、カナダのスピーカーメーカー Paradigm社。
精緻な音質と作りは、高い完成度を誇ります。そのParadigm社より下位モデルのPREMIRシリーズの輸入が始まりました。
今回、そのPREMIRシリーズの中からPREMIR700Fをチョイスし吉田苑チューニングを行ないました。
今回のチューニングですが、ヒヤリング、検証の結果、ライトチューニングとしました。
基本的に、大変素性の良いユニットが使用されていますし、ネットワークも特に弄る必要性は感じないバランスの良さがあります。 全体的にバランスの良いスピーカーなので、特に大きく変更する事は無いのですが、中域のクオリティが高域、低域に比べて弱かったので、特に中域を良くして全体のバランスが取れる様にチューンしました。
主にデッドニングと吸音材、ツィーターの磁気回路強化で雰囲気を変えずに、全体のクオリティアップを図っています。
特に気になるバッフル面、見た目の化粧による強度面を含めた不要振動面の除去が主なチューニングとなっています。
■改造その1 : ツィーターユニット固定部 デッドニング 8箇所
ツィーターを固定しているベースプレート部分を8箇所デッドニングしています。
■改造その2 : ツィーターマグネット強化
ネオジウムチップを2個追加し、ツィーターに磁気回路強化を行っています。
■改造その3 : フロントカバー(バッフル面)デッドニング。
フロントカバーを取り外し、今回は、鉛シートによる鳴き止め。デッドニングを行っています。
■改造その4 : スコーカー バックキャビネットの補強及び吸音量の調整。
バックキャビネットの補強を行ないながら、サウンドスフィア(吸音材)を追加し、バックキャビ内の吸音量を調整しています。
素性の良いスピーカーで、あまり音楽を選ぶタイプでもありませんが、中高域がこのクラスの中でも良いスピーカーですので、女性ボーカル等、中高域に繊細さや雰囲気が欲しい方には、特にお勧めのスピーカーです。
店頭で、常時ご試聴いただけます。ご来店お待ちしております。