2025/06/22 おすすめRoonセット更新のお知らせです。

おすすめしておりますオーディオグレードルーターとアクセスポイントのセット
TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP ですが、エージングが進みかなり音質が変化(安定)してきました。
ルーターだけで無く、アクセスポイントもエージングで音が変わります!
それに伴い、初期の視聴時と印象が大きく変化した部分がございますので、そのご報告とそれに伴うおすすめセットのご提案です。

前回の視聴時にあまり大きな変化はないと、お知らせしたアクセスポイント OPT AP のSFPポートを使用したSFP光接続ですが、訂正いたします。
かなり大きな変化がございます。
可能な限りSFP光接続をするべきだと感じましたので、SFP光接続可能なおすすめセットを組んでみました。

ブランド 製品名 価格 説明
TOP WING DATA ISO BOX+OPT AP 77,000円(税込) ルーター+アクセスポイント
LUMIN D3 418,000円(税込) Roon Ready対応ネットワークプレーヤー
DELA S100/2 151,200円(税込) SFPポート付きオーディオグレードハブ
Silent Power LAN iPurifier 53,900円(税込) 光絶縁装置
Silent Angel Z1C 268,890円(税込) Roon専用PC
合計 968,990円(税込)

実際に店頭で組んでみましたが、良い音がします。
100万円以下で組める、最高峰システムだと思います。

ここから先は完全な日誌です。
お時間に余裕がある方はお付き合いください。

先日、お休みをいただき沖縄旅行に行ってきました。
漠然と、南の島というイメージでしたが、実際に行ってみると「日本語の通じる海外」と感じました。
大変おすすめですので、突然の沖縄推しです。

沖縄は、福岡からですと 2100Km離れています。
沖縄から台湾までは700Kmですから、もうほとんど海外ですね。

気候は湿度が高く、紫外線が大変強いです。
日焼け対策必須です。
地元民の方が「海で水着着て泳いでいるのは観光客だけだよ~」と言って笑っていました。
「沖縄の海はめでるもの」 だそうです。
確かに、透明度が高く海底まで見えるエメラルドグリーンの海は、ただ眺めているだけで幸せでした。

公共交通機関はほぼバスだけで、観光するためにはレンタカー必須です。
一般道はのんびりしています。普通に時速30Kmほどで走っている車が多いので、こちらの感覚で運転しているとイライラするかもしれません。
郷に入れば郷に従えの精神で「島時間」を楽しみましょう

「島時間」とは、沖縄などの南の島々で、ゆったりと時間が流れる様子や、時間に縛られずのんびりとした生活を送ることを指す言葉です。
時間に追われる都会の生活とは対照的に、自然や人との触れ合いを大切にする沖縄ならではの時間の流れ方を表しています。

高速道路も、最高速度は 80Km制限ですが、60Km程で走っている車が多いです。

今回私は 3泊4日の行程でした。
1日はライブでしたので、観光に使えたのは3日間でしたが、全く足りませんでした。
可能であれば、バカンス気分で長めの日程を取ることをおすすめします。

初日は現地の歴史と建物、自然を楽しみました。
まずは、空港から車で40分ほどの所にある「おきなわワールド」です。
琉球王国時代の城下町を再現した町並みや、フルーツ園、国内最大規模の鍾乳洞である玉泉洞、ハブ資料館
沖縄伝統芸能である「エイサー」、予想以上に楽しめるハブのショー等盛りだくさんで、ここだけで1日潰せるスケールです。

明治時代に建てられた古民家が移築されており、建築物好きの方は楽しめると思います。
その建物内に三線(サンシン)がおいてあり、自由に演奏できるようになっていました。
開放的な家屋(風が通るように壁が無い建築様式です)で、風を感じながら弾く三線は格別でした。
良い音がするのです。もちろんちゃんと弾ける訳ではありませんが、なんとなく弾いてもそれっぽく楽しめます。

もう少しゆっくりしたかったですが、足早に見学して本日のメイン目的地である「ガンガラーの谷」へ
ガイドさんが案内してくれるガイドツアーでしか入れないようになっており、自然が好きな方はお楽しみいただけると思います。

受付を済ませた後は、このカフェでスタートまでのんびりします。

洞窟内の照明はランタンを使用して雰囲気抜群です。


このガンガラーの谷のすぐ近くにある約2万年前の旧石器時代の遺跡からは、現代日本人と遺伝的に直接つながった祖先だった可能性がある港川人の全身骨格が見つかっています。
ガイドさんは、自然だけで無くその港川人の解説まで含めて楽しく解説してくれました。
この港川人がいなければ、我々は存在しなかったのかもしれないと考えると想像が膨らみました。

自然好き、考古学好きの方が楽しめるおすすめスポットです。

2日目は海を堪能しました。

透明度が高いので、ダイビングが楽しいです。
ダイビングショップが多く、競争が激しいようでダイビング料金がかなり安いです。
ですが、安かろう悪かろうではありません。
今回プライベートガイドをお願いしたのですが、驚くほど親身にガイドしてくれて感動しました。
魚がたくさんいるスポットを熟知したプロのガイドさんが、この価格で雇えるのは驚きです。
沖縄に行ったら、ダイビングも一度は楽しんでみてはいかがでしょうか。
地上では味わえない独特の浮遊感は空を飛んでいるようでクセになります。

3日目は今回の沖縄行きのきっかけでもある 初音ミクライブです。

今回のツアーは7都市を巡るのですが、この沖縄が最後の公演で千秋楽公演となります。
そのため、これまでの公演で訓練されたプロの観客が多く、最高の盛り上がりでした。

さすがは千秋楽公演です。
前回参加した福岡公演より盛り上がり、瞬間的に演奏が聞こえないほどの歓声が上がりました。

面白いのですが、初音ミクさんのライブはコールが由緒正しい古き良き時代を思い出す古風な感じなのです。
コールマスター的な人たちがいて、統一感が見事です。
アイドル全盛時代のライブを思い出しました。

4日目はフェリーに乗って伊江島へ渡りました。

中央に山がそびえる美しい島です。
フェリーターミナルの近くにある、レンタカー屋さんで自転車を借りて島を一周しました。
その自転車を借りるときに、担当者の方が

「自転車に鍵が付いているけど、鍵かけなくて大丈夫ですよ。」
「この島には悪い人いないから。」

とお声かけいただきました。
素晴らしい島ですね。

まずは、一番目立つ山を目指して、プチ登山です。
プチと言っても傾斜がキツく、かなり厳しい登りです。
ですが、その苦難を超えた先には島を一望出来る素晴らしい景色が待っています。

360度遮る物が無い、素晴らしい景色です。

次に、伊江島に3本ある滑走路の内の一つ「伊江島空港」へ行きました。
定期便は就航しておらず、寂れた雰囲気です。

今回はたまたま、病人搬送のためにレスキューヘリ「やんばる」が来ていました。
レスキューヘリを見ると思い出します。
私は2010年に北アルプスで動けなくなり、レスキューヘリで救助されたことがあるのです。
レスキューヘリが着陸してから、私を乗せ飛び立つまでの時間は1分かかりませんでした。
神業のようなレスキュー隊員の働きに自身の状態を忘れて感動したのを覚えています。
(もちろん、「助かった!」という安堵感も大きかったですが・・・)
装備を含めて私の重量は80キロはあったのですが、一瞬で抱え上がられてヘリへ運ばれました。
あのときのレスキュー隊員の力強さが忘れられません。

次に、三本の滑走路の真ん中、米軍の予備滑走路を自転車で走りました。
この滑走路は使用されておらず、民間人が自由に出入りできるようになっており、滑走路上を自由に走り回れる貴重な場所です。
滑走路上を自転車で全力疾走するという貴重な経験が出来ました。

3時間ほどで島を一周しましたが、見渡す限り一面のサトウキビ畑の中で風に吹かれながら歌った「さとうきび畑」が心にしみました。

自転車を降りサトウキビ畑のあぜ道に入ると、周りは圧倒されるほどのサトウキビです。
背が高いため、サトウキビに包まれる感じです。
そして、そのサトウキビ畑の中を風が抜け「ざわわ ざわわ」とさざ波のように音がします。
その音を聴いていると、自然に「さとうきび畑」の歌が口からこぼれました。
途中から気が乗ってきて、かなり大きな声でフルコーラス歌っており、気がつくと涙が出ていました。

歌の力は凄いとあらためて思いました。

島の至る所に、住民集団自決の地や、飛行場守備隊最後の出撃の地、等の戦跡があります。
先ほど走った滑走路が重要戦略目標とされ、激戦地の一つとなってしまった伊江島ですからこの歌が深く、深く、心に刺さりました。

他にも行きたい場所はたくさんあるのですが、時間切れでここまででした。
本土の観光地とは違う、独特の空気と時間が流れる沖縄。

自然を感じ、石器時代の生活を思い、海を眺め、沖縄戦に思いをはせ、深く心にしみる旅でした。