2025/04/13 hina ALT01 使いこなしについて

先日発売いたしましたインシュレーター ALT01 ですが、スパイク受けとして使用出来ないですか、とのお問い合わせをいただきましたので、検証してみました。

Nmode X-PM9 のスパイク受けとして試聴しました。
通常、弊社試聴室で使用するアンプは厚さ3cmの御影石へ直接設置しております。
今回は、その直接設置と、上画像のように ALT01 を挟み込んでの二種類の設置方法で比較試聴を行いました。

ALT01 は繊維状アルミニウムの集合体ですので、スパイクを挿すと上記画像のように穴が開きます。
一度形を付けると元には戻せませんので、最初の一回目は慎重に設置してください。

何度挿し直しても穴が増えるだけで、音質には影響しませんので、そこまで神経質にならなくても問題ございません。

今まで、何年も御影石への直接設置で使用しておりましたから、初めて ALT01 を挟んで試聴した際はその変化の大きさに戸惑い、すぐに取り外してもう一度直接設置で試聴してから、再度ALT01を挟みました。

直接設置、ALT01 はさみ設置と、どちらも魅力的な音がするのです。
ですが、直接設置は御影石の固有音を感じさせる、エッジの甘さと、ディティールのにじみ、空間のごくわずかな混濁を感じます。
対して、ALT01 はさみ設置は、混濁間のない、S/N比の高さを感じます。
正しい音(生音)に近いのはこちらだと感じました。

普段は、私一人で判断しているのですが、今回は社長の吉田を呼んできて一緒に試聴してもらいました。
吉田も同様の意見でしたので、ALT01をスパイク受けとして使用した方が正しい音が出ていると判断しました。

今までは、御影石の影響を感じるというお客様にはスパイクの下にティッシュペーパーを1枚だけ(ティッシュペーパーは通常2枚重ねです)挟んでくださいとお伝えしておりましたが、これからは ALT01 をスパイク受けとしてご使用していただく事をおすすめします。

御影石設置に限らず、木製ラックやコーリアンボード等、様々な材質の設置台に対して効果的なスパイク受け(インシュレーター)として使用可能な自信作です。

デモ機ございますので、お気軽にお問い合わせください。

吉田苑オンラインショップhina ALT01