先日ご紹介した SilentAngel の外部電源 F1 用のDCケーブルが4種類も発売になりました。
5.5mm/2.1mmの標準的なDCプラグですので、プラグサイズさえ合えばF1以外でも使用可能です。
長さが 50cm ですので、少し短めなのが微妙ですが、F1はコンパクトですので使用機器の横に設置する前提の長さでしょうか。
想定された最も標準的な組合せである、M1T + F1 で試聴しました。
実際の製品はこのような黒い外装では無く、モデルごとにカラフルなシースをまとっています。
これは試聴用に敢えて黒くしているのでしょうか??
試聴用の4種類のケーブルと、真ん中が F1 付属の標準ケーブルです。
せっかく見た目で中身が分からないようにしてありますので、先入観を持たないように中身を調べずにこのまま試聴しました。
最初に付属品を試聴してから、4本の試聴に移りました。
●1番
付属品と比較して、鮮度が上がり、メリハリも強くなります。
ヴォーカルのボディ感も向上してエネルギー密度が上がります。
●2番
全域に甘めの音作りで、色気が向上します。
解像度がやや落ちます。
●3番
1番に似た傾向ですが、メリハリを出すタイプでは無く穏やかな表現です。
帯域バランス良好。
●4番
1番、3番と比較して天井が低く、空間が狭い。
3>1>>4>>>2 という順番
視聴後のメモには以上のように記載してありました。
さて、中身の確認です。
●1番
+/- 共に赤銅 13,860円(税込)
●2番
+ 赤銅 / – 銀 19,800円(税込)
●3番
+/- 共に銀 26,730円(税込)
●4番
+ 銀 / – 赤銅 19,800円(税込)
+-共に赤銅を使用したモデルがトップに来ることを願っていたのですが、惜しくも2位でした。
トップは+-共に銀線使用の最上位モデル・・・残念です。
銀と赤銅のハイブリッド2モデルは微妙な評価となりましたので、実際に購入するとなると銅か銀の2択となります。
正直、2倍の価格差ほどのクオリティ差はありません。
クオリティという見方であれば同等ですので、メリハリのある銅線モデルがコストパフォーマンスも高くおすすめですが、バランスの取れた銀線モデルも魅力的です。
やや派手な音作りとなるコストパフォーマンスの高い赤銅モデルか、帯域バランスが取れ、穏やかで上品な銀線モデルか、悩ましい選択となりそうです。