やっと、本当にやっと発売になりました。
このような機材をずっと待ち焦がれていたのです。
PCオーディオは音は良いですが、PCの知識が必須で使いこなすにはかなりの努力が必要です。
これでは、せっかく素晴らしいフォーマット(ハイレゾ)があっても、楽しむ事が出来る人はほんの一握りになってしまいます。
そのため、PCを使用すること無く、簡単にかつ安く(これが重要です)ハイレゾ音源を楽しめる機材の登場を切望していました。
DELAやFidataブランドで同様の機能を持ったモデルが発売されておりましたが20万円ほどします。
今回ご紹介する IO DATA HDL-RA2HF は何と 34,800円(税込)!!
ハイレゾ入門に最適な機材だと思います。
IO DATA Soundgenic HDL-RA2HF の購入はこちら(吉田苑公式ショッピングサイト)
横幅 168mm とコンパクトです。
必要な機材は以下になります。
IO DATA HDL-RA2HF もしくは RAHF-S1
USB接続可能な外付けドライブ
USB/DAC
操作用のスマートホンかタブレット(Wi-Fiで家庭内ネットワークに接続可能なことが条件です)
接続用のUSBケーブル1本とネットワーク接続用のLANケーブル1本
これだけです。
PCを接続する必要はございません。
さらに機械が苦手な方にも簡単に接続、操作出来るお手軽自動設定で、ほぼ自動化されています。
CDリッピング(CDの取り込み)の方法ですが、外付けドライブにCDを入れて本体のボタンを
一回押すだけです。
後は機材が全て自動で読み込んでくれ、読込完了するとトレーが開いてディスクが出てきます。
再生は家庭内ネットワークに接続した、スマホやタブレットで操作アプリを起動して再生します。
この操作アプリはクセがあるので、慣れが必要ですがそれほど難しくはないと思います。
左が本体で、右側が操作用のスマホとCDリッピング用のDVDドライブです。
後は、お好みのDACへ接続すれば使用可能です。
ハイレゾ音源を聞きたい場合は 「e-onkyo」という配信サイトと同期させることにより、購入した音源が自動で本体内部に格納
されるようになっています。
これらの操作も全てスマホ上で可能ですので、PCは必要ございません。
ここまで徹底してPCを必要としないシステムは、この価格帯では今までありませんでしたので
PCは苦手でハイレゾを楽しむ事が出来なかった方にもおすすめできるシステムです。
重ねて設置すれば場所も取りません。
試聴はSSDタイプの RAHF-S1 で行いました。
ハードディスクタイプの HDL-RA2HF は品薄(次回入荷は5月予定です)で全く物がありません。
そのため、まだ試聴出来ておりません。
この両者はハードディスクかSSDかという違いだけだと思うのですが、その割には価格差が大き過ぎるようにも思いますので
他に違いがあるのかもしれません。
こればかりは実際に試聴してみないと分かりませんので、5月の入荷次第ご報告させていただきます。
RAHF-S1(SSDタイプ) から USBケーブルで Nmode X-DP10 へ接続してネットワークプレーヤーとして試聴しました。
肝心の音質ですが、かなり良いです。
もちろん接続するDAC次第ではありますが、9万円のCDトランスポートと考えるとかなりのハイコストパフォーマンスです。
素直でストレートな音質で、透明度もこのクラスとしては十分です。
音源の質にストレートに反応し、質の良い音源は高音質に、微妙な音源は微妙な再生にと誤魔化すことなく
きっちりと描き分ける能力を持っています。
ネットワークオーディオ入門や、お気軽なサブシステムとしておすすめできる良い機材だと思います。
本体とDACの間はUSBケーブルで接続します。
ですので、間に SOtM tx-USBultra が接続可能です。
かなりの改善効果がありますので、ステップアップの際にご検討ください。