SOULNOTE A-1 / A-0

2017/01/21 寒い冬には、熱いアンプを♪
こちら福岡では、昨日は雪がちらついていました。(>_<)

 

寒い日が続きますが、今回は試聴レポが延び延びになっていた、
SOULNOTEの10周年記念モデルとして発売されている、
熱いプリメインアンプ「A-1」、「A-0」について書いてみたいと思います!

 

試聴は、いつものをちょっとアレンジした、わかりやすい組合せ。

CDT: PS Audio PerfectWave Transport
DAC: PS Audio NuWave DSD
AMP①: SOULNOTE A-1 (←今回の試聴対象①)
AMP②: SOULNOTE A-0 (←今回の試聴対象②)
SP: DYNAUDIO/hina Excite X18 Oberon 2

 

 

*SOULNOTE A-1 / A-0
~原点回帰!魂の音は、やっぱ熱(あつ)かね~♪

SOULNOTE A-1 / A-0
(左:A-1、右:A-0)

 

1.音の傾向
原点回帰の10周年記念モデル2機種ということで、音の傾向は基本的には同じです。

 

(1)空間表現力
位相が揃っているので、音源が良ければ、各楽器、ボーカルなどの位置関係がよくわかります。
同様に空間表現が得意な「Nmode」のアンプが、奥行を出してくるのに対して、
こちらは前に飛び出してくる音という感じで、そこが「熱さ」を感じさせる一因かもしれません。

 

(2)スピード
音の立ち上がり、減衰が非常に速く、いわゆるハイスピードなアンプ。
リズムがキリッと正確に表現されるので、躍動感がリアルです!

 

(3)解像度
この価格帯のアンプの中では、解像度も特筆すべきです。
試聴でも、ギターのピッキングのニュアンスやハーモニクスなど、とてもリアルに聴こえましたよ。

 

(4)レンジ(周波数帯域)
Nmodeの1bitアンプほどの超広帯域ではありませんが、
通常のアンプと比べれば、十二分にワイドレンジで、ナチュラルな印象を受けます。
Nmodeと比べた場合、中低域を若干厚めにして躍動感を感じさせるところが、同社の特徴です。

 

2.A-1、A-0の違いについて
メーカー希望小売価格は、A-1が170,000円(税別)、A-0が110,000円(税別)。
価格以外に違いは???

 

まず、機能面では、A-1はリモコン付きなので便利!
それに対して、A-0はヘッドフォンも聴けるというのがウリでしょう。
また、A-0はプリアウト機能を持っているので、プリアンプとして使うことができます。

 

出力は、A-1の方は、80W×2(8Ω)。
ある程度のボリュームで、Excite X18 Oberon2を鳴らすのには、やはりこちらを使うべきでしょう。
いろいろなジャンルを試聴しましたが、とても楽しく聴けましたよ♪

 

それに対して、A-0の出力は、10W×2(8Ω)。
小音量のニアフィールド再生という状況に限れば、S/Nも高く、とても聴きやすいのですが、
ある程度以上の音量で聴こうとした場合は、やはり馬力不足になってしまうようです。

 

そこで、スピーカーをもっと鳴らしやすい、DALI/hina Zensor1-Refに換えてみたところ、
A-0で、いろいろなジャンルの音楽が楽しく聴けました。
組合せって面白いですね。

 

音については、上記の「音の傾向」を共有しますが、強いて比較するなら、
A-0の方が、レンジを欲張らずに中音域をやや厚めにしたといった感じでしょうか。

 

また、どちらの機種も従来通り、ステンレス製スパイク付属で、3点の点接地ができますが、
新発売のA-0は、初期設定の脚もステンレス製となりました。
スパイクを使わない状態でも、よりクリアな音を!というメーカーの新たな配慮でしょう。

 


(A-1のオリジナル脚)

 

今回は、よりシビアに試聴ということで、PS Audioのトランスポート&DACを使用しましたが、
SOULNOTEのCDプレーヤー「C-1」も、その価格帯では抜群にクリアな音が魅力ですので、
「A-1」、「A-0」との相性はバッチリです!

 

今回ご紹介した、SOULNOTE 「A-1」、「A-0」は、基本的に常時展示しています。
ぜひぜひ、ご試聴にいらっしゃってください。 \(^o^)/

 

寒い日は、暖かい部屋の中で、お気に入りの曲を楽しみませんか♪
それも、熱いアンプの音が、いいかも…ですよ。 (^_-)-☆