お花見のシーズンになりましたね!
みなさん、いかがお過ごしですか?

 

先日の、DIATONEの新スピーカー試作機の試聴会は、
おかげさまで大盛況でした。(^_-)-☆

 

さて今回は、その試聴会でも使っていたDAC、
Nmodeの新製品「X-DP10」について書いてみたいと思います。

 

試聴の組合せは、ほぼいつも通り…。

 

CDT: PS Audio PerfectWave Transport
DAC: Nmode X-DP10 (←今回の試聴対象)
AMP: Nmode/hina X-PM100-SE
SP : DYNAUDIO Confidence C1 Platinum

 

 

*Nmode X-DP10
~音のリアリティ+多機能+利便性、三位一体のDACプリ!

Nmode X-DP10

DAC+プリ機能+ヘッドホンアンプという多機能モデル。
今回は、DAC部分についての試聴レポートです。

 

再生ソフトJPLAYを使用してのPCオーディオ(USB入力)については、
店長竹田がコラムに詳しく書いておりますので、そちらを読んでいただくとして、
ここでは、CDトランスポートからの同軸入力を中心に書いてみます。

 

まず、今回のDIATONE試聴会でも再確認できたのですが、
きちんと再生してやれば、CDの音はとても楽しいんです!

 

それくらい「DIATONEの新スピーカー試作機が凄かった」ということなのですが、
加えて「このNmodeの新しいDACも、かなり効いているんじゃないの??」
…という話になったわけですね。

ということで、音質について、試聴の感想です。(*^_^*)

 

 

(1)空間表現力
位相がきちんと揃っていて、しっかり立体的に空間を表現します。
各楽器、ヴォーカル等の位置関係が、リアルに感じられます。

 

たとえば、グレース・マーヤさんのLIVE盤より、「モナ・リサ」。
左SPの奥あたり、ギターの小沼ようすけさんのイントロに続いて、
左右SPの中央の奥から、グレース・マーヤさんのヴォーカルが浮かび上がります。

 

クラシックがお好きな方は、マーラー 交響曲第1番 第2楽章もいいかも…。
クラウス・テンシュテット指揮、シカゴ交響楽団のものを、私は試聴で使っています。

 

 

(2)スピード/エネルギー感
音の立ち上がり、減衰のスピードが非常に速いのは、同社ならでは!
正確なリズムの表現は、キレがよく、とてもクリアな音です。

 

また、今回のDACは、明らかにエネルギー感が向上しています。
スピード+エネルギーによって、いっそうスピードは速く感じますし、
いい感じの躍動感が加わったようです。

 

アコースティック・ギター、ベース、ドラムなど、弾く、たたく楽器の音は、
スピード+エネルギーが、ほんとに効きます!
トランペット、サックスのソロも、よりリアルになりましたね♪

 

このあたりは、グレース・マーヤさんLIVE盤の「ルート66」、「サニー」で。
日野皓正さん(Trumpet)、村岡健さん(Sax)、鳥越啓介さん(A Bass)、
日野“JINO”賢二さん(E Bass)たちのエネルギッシュなプレイが楽しいです。

 

 

(3)解像度
解像度がとても高く、そして滑らかなのも、同社の特徴を踏襲しています。
非常に細やかで、透明度が高く、クリアな音が魅力的です。

 

ギターのピッキングは、アップ、ダウンまでしっかりわかりますし、
クラシックのCDでも、ヴァイオリンのボウイングが見えるような感じです。
また、ヴォーカルも、とても滑らかで、かつクリアに聴こえます。

 

 

(4)その他(周波数帯域/情報量)
周波数帯域は広く、フラットで、色付けしないのも、従来通り。
低音域から高音域まで、すっきり伸びた、ナチュラルな音です。

 

一方、情報量(音数)については、
従来のX-DU1(生産終了品)も、価格以上の情報量を持っていましたが、
今回のX-DP10は、さらにいっそうの進化を遂げているようです。

 

ギターのハーモニクスやヴォーカリストのちょっとした息遣いなど、
そんなところに情報量が、リアリティを与えるようですね!

 

価格帯は違いますが、クリアな音の「PS Audio NuWave DSD」が生産終了となり、
何かいいDACはないかな~と思っていたところへ、おすすめ機器の登場です!

 

また、同じ音源を、CDリッピングしてPCでも再生してみました。
ESPRESSIVO(再生ソフト:JPLAY)⇒X-DP10(~以下、本件と同じ)。

 

同じ「44.1kHz」の音源ですが、
CDの方が、よりメリハリが効いて、エネルギーや躍動感を感じる、
PCの方が、より細やかで、立体的な空間表現を感じる…。

 

どちらも、X-DP10で聴くとクリアな音で、とても楽しいんです。
ただ、上記のような違いが感じられて、興味深い結果となりました。

 

今回は、X-DP10のDAC部分(同軸入力)についてのご紹介をしましたが、
①こだわったボリュームがついたプリ・アンプ(アナログ入力あり)、
②X-HA1を進化させた、1bitデジタルのヘッドホン・アンプ、としても使える多機能モデル。

 

そして今回は、なんとリモコン付属!
ボリューム調節、入力切替が、リモコンで簡単にできてしまいます。
音質と利便性を両立させてくれたのも、嬉しいですね。

 

クリアで臨場感抜群の音質を誇り、多機能、かつ利便性も兼ね備えたDACプリ、
「Nmode X-DP10」の店頭展示機は既に導入しています!

 

みなさん、聴きにきてくださいね~。\(^o^)/